一般的な企業は,2009年8月13日(木)-8月14日(金)がお盆休みとなっている. この期間に,墓参りをするところが多い. その,お盆にかかせないのが線香だ.
線香の起源は,木片を削った香の抹香(焼香)といわれている. 日本においては,今でも通夜や葬儀,法要などで焼香は行われている. その後,1662年(寛永2年)に,中国から香の製造法が伝わってきた. 広く一般に広がったのは,江戸時代初期になってからだ.
東大寺のお水取りでは,開白法要(六時の作法)といって1日を6回に分け,この6つの時間に合わせて法要をおこなう. それぞれを,昼間の日中,夕方の日没,夜の初めの初夜,真中の夜の半夜,夜の終りの後夜,夜明けの晨朝(じんじょう)と言う.
これを,3月1日-3月14日まで間,毎日繰り返し行う. 正確におこなうためには時計が必要だった. その時計が,香を利用した香時計(香盤時計)で,これも,中国から伝わったものだ. 灰の上に,一筆書きのように1本の香の粉末を均一に線上にするため,木の型を使っておこなう. 端に火を着けて長時間燃やすが,香の燃える速度が一定なので,時計として使用されたのだ.
↓板上の線香(現代版). 目盛りが書かれていて,時計にもなる.
↓沖縄で一般的な板状の線香. 右側はコーン型の香. アロマなどでよく使われるタイプ.
中国の渦状の線香. 蚊取り線香に似ていて,長時間利用できる.
↓日本での一般的な線香.
スーパーマーケットで,お盆用品として購入できる.
線香の生産量日本一を誇るのが,関西の兵庫県淡路市だ. 線香作りは,冬に出漁できない漁師たちが,副業としてはじめたといわれている. 兵庫県淡路市内には,約25社が年間約3500t を生産しているが,不景気とは関係ないようだ. 主に,高級品を作っている.
しかし,中国産の低価格商品に押されている. スーパーマーケットで売られている低価格品は,ほとんどが中国産となっている.
最近は,色々なタイプがある. ↓カーネーションのやラベンダーの香りなど.
↓さくらと,シトラスの香り.
↓なんと,コーヒーの香りの線香も.
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(2009年08月13日)お盆2009@京成バスのバス運行編(1)
線香の起源は,木片を削った香の抹香(焼香)といわれている. 日本においては,今でも通夜や葬儀,法要などで焼香は行われている. その後,1662年(寛永2年)に,中国から香の製造法が伝わってきた. 広く一般に広がったのは,江戸時代初期になってからだ.
東大寺のお水取りでは,開白法要(六時の作法)といって1日を6回に分け,この6つの時間に合わせて法要をおこなう. それぞれを,昼間の日中,夕方の日没,夜の初めの初夜,真中の夜の半夜,夜の終りの後夜,夜明けの晨朝(じんじょう)と言う.
これを,3月1日-3月14日まで間,毎日繰り返し行う. 正確におこなうためには時計が必要だった. その時計が,香を利用した香時計(香盤時計)で,これも,中国から伝わったものだ. 灰の上に,一筆書きのように1本の香の粉末を均一に線上にするため,木の型を使っておこなう. 端に火を着けて長時間燃やすが,香の燃える速度が一定なので,時計として使用されたのだ.
↓板上の線香(現代版). 目盛りが書かれていて,時計にもなる.
↓沖縄で一般的な板状の線香. 右側はコーン型の香. アロマなどでよく使われるタイプ.
中国の渦状の線香. 蚊取り線香に似ていて,長時間利用できる.
↓日本での一般的な線香.
スーパーマーケットで,お盆用品として購入できる.
線香の生産量日本一を誇るのが,関西の兵庫県淡路市だ. 線香作りは,冬に出漁できない漁師たちが,副業としてはじめたといわれている. 兵庫県淡路市内には,約25社が年間約3500t を生産しているが,不景気とは関係ないようだ. 主に,高級品を作っている.
しかし,中国産の低価格商品に押されている. スーパーマーケットで売られている低価格品は,ほとんどが中国産となっている.
最近は,色々なタイプがある. ↓カーネーションのやラベンダーの香りなど.
↓さくらと,シトラスの香り.
↓なんと,コーヒーの香りの線香も.
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