日本の公立学校の義務教育制度(6+3の9年)は,小学校で行なわれている前期初等教育と,中学校で行なわれている後期初等教育(または中等教育)で構成される. 1947年(昭和22年)に学校教育法が公布されて以来,6-3-3-4制を基本とする学校体系は大きく変更されてこなかった.
しかしながら,現在の小学校と中学校の体制では,学習の習熟度や生活面などで,必ずしも子どもの成長や発達の実態に合っていない面があると,かねてから指摘されていた.
そんな中、東京都などでは新たな取り組みを始めている. それが,4-3-2-3-4制の導入だ. この制度では,特に小学校と中学校のくくりが大きく変わる. 小学校6年+中学校3年から,前期(現小1年-4年)+中期(現小5年-中1年),後期(現中2年-3年)に分け,1年生から9年生と呼ぶのだ. 現中学校では,制服を採用するところが多いが,新制度では5年生(現小5)から制服を導入するところが多い. ただ,このころの子どもは大きく成長する時期でもあり,高価な制服はもったいないという声もある.
そのような状況の中,千葉県でも実験が始まる...
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しかしながら,現在の小学校と中学校の体制では,学習の習熟度や生活面などで,必ずしも子どもの成長や発達の実態に合っていない面があると,かねてから指摘されていた.
そんな中、東京都などでは新たな取り組みを始めている. それが,4-3-2-3-4制の導入だ. この制度では,特に小学校と中学校のくくりが大きく変わる. 小学校6年+中学校3年から,前期(現小1年-4年)+中期(現小5年-中1年),後期(現中2年-3年)に分け,1年生から9年生と呼ぶのだ. 現中学校では,制服を採用するところが多いが,新制度では5年生(現小5)から制服を導入するところが多い. ただ,このころの子どもは大きく成長する時期でもあり,高価な制服はもったいないという声もある.
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