のオイシイ季節となってきた. は,8月-9月が収穫期となる. 千葉県の収穫量(34,900t)日本一だ. 2位の茨城県(29,200t),3位の鳥取県(23,400t),4位の福島県(22,300t)と比較してもかなりの収穫量であることがわかる. 白井市,市川市,鎌ヶ谷市,船橋市の収穫量が多い.
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特に,白井市は,しろいの梨として知名度も高い. 白井市は,全国でも有数のの産地で,千葉県一の収穫高となっている. 関東平野は,関東ローム層という火山灰の土壌であるため,水はけがよくの栽培に適しているのだ.
白井市のマスコットキャラクターなし坊.
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そんな,特産のを使った製品を開発しようと1989年7月に設立したのが白井梨ブランデーだった. 白井梨ブランデーは,白井町(現,白井市),農協,梨農家が出資して作られた第三セクターの会社だ. 白井町は,竹下登内閣が行ったふるさと創生資金1億円の一部を活用した.
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しかし,白井梨ブランデーは当初から赤字続きだった. ブランデーは大手のサントリーでさえ苦戦しているカテゴリーで,ましてやゼロからスタートした第三セクターが経営できるはずもなかった. そこで,白井市は,2007年に外部に救いを求め,公募で草間政一を社長に迎えた. 草間政一は,プロレス界のカルロスゴーンと呼ばれ,新日本プロレスリングを立て直した人物だ.
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2008年度は,売上高が過去最高であったものの,営業損益は約340万円の赤字だった. 2008年度も赤字であれば,白井市は撤収する方針を決めていたため,横山久雅子市長は2009年8月28日の定例記者会見で,白井梨ブランデーから手を引くと発表した. 草間政一も,代表取締役社長を辞任し,取締役になっていた. そのような背景から,ビビットスクエア南船橋白井梨ブランデーは撤退したのだ.
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